2026年7月下旬、神奈川県西湘サーフ。都心からもアクセスしやすいこのエリアで、DAIWAフィールドスタッフの藁科友章氏が「お手軽ショアジギング」を実践。使用したのはドラッガーMX 103MとサムライジグRシリーズ。多彩な回遊魚を狙った五目ゲームの模様をお届けする。
サムライジグR SS[スロースイマー](上/左下)とR SB[スモールベイト](右下)(DAIWA)をメインに攻略した。
西湘海岸でショアジギ五目を堪能した藁科氏。
朝マヅメの小手調べ
夜明け前の国府津海岸。湘南エリアでは最も水深があるポイントだが、駿河湾などに比べると遠浅だ。100m先でも水深は8〜10m程度。まずはサムライジグR SS[スロースイマー]20g(亜鉛製・9月発売予定)を選択した。
ラインはUVF PEデュラセンサー×12EX+Si3 1.2号、リーダーはフロロショックリーダーX 6号(25ポンド)。ロッドはドラッガーMX 103M、リールは24セルテートLT 4000-CXHというタックルだ。
投てき点は90〜100m。亜鉛の20gならカウント7〜8で着底する。浅い場所ではフォールが遅い亜鉛ジグが「食わせの間」を長く取れる。ジャーク&フォールを基本にレンジを刻むと、すぐにゴツンとアタリ。
「食った。カマスだな」
朝イチの一匹目はカマスだった。
ナブラが出ればソウダガツオやペンペンシイラ狙いに切り替えるが、基本はボトムから探るのがここでのセオリー。遠浅の西湘では「ジャークで見せてフォールで食わせる」戦法が効果的だ。
朝マヅメのファーストヒットはカマス。ヒットルアーはサムライジグR SS 20g。
いま西湘LSJが熱い!
日が昇りカマスが途絶えると、波打ち際から100m沖まで小型イワシなどのベイトが確認できるようになった。このベイト付近が狙い目だ。
ポイントが浅いため「湘南特化型」と呼んでもいいくらいフォールの遅いサムライジグR SSをメインに使用。ベイトが小さいときはシルエットの小さいサムライジグR SB[スモールベイト]が有効になるので、臨機応変に対応したい。なお、潮流があるので、周囲とのオマツリを避けるため潮上にキャストするのもポイントだ。
都心から至近でアクセス良好な西湘海岸。
キャスティング基礎講座
飛距離を安定させるキャスト法を改めて確認。
タラシは竿の半分程度が投げやすい。必ず後方の通行人を確認してからキャストする。なにはともあれ安全第一だ。
竿を止めて力を溜め、左手でバットエンドを押さえながら右手を前に出し、左手を引く。こうすることで竿全体のしなりを活かし、飛距離が安定して出る。
「竿の弾性を活かせば、竿自身がちゃんと投げてくれる」というのが藁科氏のアドバイスだ。
ロッドの性能を最大限に活かしてキャストすればラクに遠投可能!
操作法いろいろ
着水後はサミングしながらボトムを取る。着底したらシャクって止める(ジャーク&テンションフォール)、またはワンピッチジャークで誘い続ける。西湘のような遠浅海岸では、ジャーク&テンションフォールが長くアピールできるのでオススメだ。浅場ゆえ縦方向にシャクリ続けるとルアーが水面から飛び出しやすいため、横ジャクリでレンジキープするのも有効だ。
ジャーク&テンションフォール、タダ巻き&ストップをまずはマスターしよう!(連動動画参照)
サムライジグR スピン
このルアーは投げて巻くだけで釣れるお手軽ジグだ。ボトムを取ったらひたすら速巻きし、表層まで巻いたら再び落とす。
高波動系ブレードジグなのでアピールが強く、サワラやサゴシ、イナダに特に有効。巻いて止めるアクションも組み合わせ、状況に合わせてパターンを変えるといい。
サムライジグR SB
コンパクトボディーのサムライジグR SBは、ベイトが小さいときに威力を発揮する。小粒な弾丸ボディーで飛距離も抜群。実はこのメタルジグは西湘生まれ。国府津海岸でテストを繰り返し、調整・削りを重ねて完成した「地元仕様」ともいえるルアーだ。ジャーク&テンションフォールに加え、表層狙いなら速めのタダ巻き&ストップで逃げ惑う小型ベイトを演出するのも効果的だ。
サムライジグR スピン WH(DAIWA/上)は速めのタダ巻きが得意。サムライジグR SB[スモールベイト](DAIWA)は小粒で飛距離が出て、マイクロベイトパターンに強い。
サーフポイントの見極め方
ここでサーフのポイント選びについて。
まず、沖の潮目や地形変化のある場所は魚が着きやすい。また、漂流物にはペンペンシイラが着いていることが多い。カレント(離岸流)にも注目。ここには流れに寄せられたベイトが集まる。ナブラや川の流れ込みも有望だ。
それから、情報が早いSNSでエリアをおおざっぱに絞り込むのもオススメだ。現場では地形変化・ベイトの動き・ナブラをチェックする。
さらには沖のボトムのブレイクラインにもベイトが溜まりやすいので要チェックだ。
そして周囲(仲間やお隣)との情報共有も釣果につながる重要な要素。挨拶がてら、情報交換してみよう。
ボイルやライズ、ナブラ、潮目、ブレイク、離岸流、流れ込み……これらの要素が複数重なるほど確率は高くなる。
ドラッガーMX 103Mの魅力
ロッドは240gと非常に軽く、1日シャクっても疲れにくいドラッガーMX 103Mを使った。20gの軽量ジグでも飛距離が出、MAX70g(ジグ)まで扱える汎用性の高さがメリットだ。シャクったときにティップがブレず、テンションフォールのアタリも取りやすい繊細な感度。持ち重りしないバランス設計で初心者にも扱いやすい。
ドラッガーMX 103M(DAIWA)。カマスからブリまでこの1本でまかなあえる汎用性の高さが魅力。
スモールベイトパターンで作戦勝ち
ここで藁科氏は、サムライジグSB を20gから30gにルアーチェンジ。いわく、「20gより約20m飛距離が伸びる」とのこと。
そしてジャークからのフォール中にゴゴンとアタリ! 波打ち際奥のヨレでヒット! 元気な引きで楽しませてくれたのはワカシだ。
「完全作戦勝ち。やっぱスモールベイトなんだ。ベイトがちっちゃい日は小さいジグにしか口を使ってくれないこともあります」
マイクロベイトパターンでワカシがヒット。ルアーはサムライジグR SB[スモールベイト](DAIWA)。
ワカシが近いところでヒットしたことから、それを意識して誘っていく藁科氏。その後も小刻みなジャークからのテンションフォールに反応があり、波打ち際でガツンとヒット! ズリ上げたのはショゴだ。
「ショゴは波打ち際に集まる習性があります。手前までていねいに探りましょう」というのは藁科氏からのアドバイスだ。
サムライジグR SB[スモールベイト](DAIWA)にヒットしたショゴ(カンパチの若魚)。このサイズでも引きはあなどれない。
ボイル撃ち成功!夏の風物詩登場!
ここでルアーをさむらいじぐR SS[スロースイマー]30gに交換した藁科氏は、フォロー(追い風)に乗せてキャスト。潮流で引き抵抗が変わるヨレを重点的に狙う。
「ハネた!」。100m以上先でライズを確認した藁科氏だが、そのすぐあとに射程圏内でライズを発見し、素早くライズ撃ち。そして連続ジャークからのストップでヒット! ジャンプを繰り返して上がってきたのは夏の風物詩、ペンペンシイラだ。「見つけさえすれば口を使いやすい魚種で、比較的簡単に釣れます」
サムライジグR SS[スロースイマー](DAIWA)でジャンプしているシイラを狙い撃ちした。
まとめ
朝マヅメのカマスから始まり、ワカシ、ショゴ、ペンペンシイラと多彩な回遊魚をサムライジグRシリーズの使い分けで攻略。ドラッガーMX 103Mの軽快さと相まって、誰でも楽しめるお手軽ショアジギングを堪能した。
状況に応じたルアーローテーションがハマった今回のショアジギ五目ゲーム。みなさんもこの記事と動画を参考に、最盛期の西湘サーフの回遊魚狙いを、やってみてはいかがだろうか。
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