日本海に浮かぶ山口県・角島。下関市島戸漁港を拠点とする「新王丸」に乗って狙うのはキジハタ、アカハタ、そしてクエ。有名観光地でもある角島周辺は水深30~40mの深場に岩礁帯が広がる、ロックフィッシュの聖地と呼ぶにふさわしい一帯だ。フラットジャンキー ダックフィンシャッドとミドルゲーム ドラミングシャッドに食ってくるのはどんな魚だろうか⁉
速い流れに速攻で対応、開幕から連発!
漁港から出てすぐのポイントに到着したのは朝一番。潮は約2ノットの払い出しで、水深は30m前後。魚岡さんはシンカーは56g(2oz)と重めのものをセットし、フラットジャンキー ダックフィンシャッド4.2インチ(ピンクゴールド)をワームに選んで投入した。
島戸漁港の「新王丸(TEL:090-2293-2112)」に乗ってのボートロックゲーム。出港から数分もしないうちにポイントへ到着する。
フラットジャンキー ダックフィンシャッドを重めのシンカーと組み合わせて投入。
フォール時はサミングで糸フケを取り、オマツリを防止。クラッチをこまめに切ってルアーを制御しつつ、潮流で勝手に浮き上がるリグの特性を活かし、控えめな操作でボトム周辺をていねいに攻める。
1投目、ボトム着底直後に明確なアタリ。押さえ込むような重みと金属的な感触、これは良型のキジハタだ。深場から水面に近づくにつれてキジハタの浮き袋が張り、それに伴って魚の抵抗が弱まるので、その隙を突いて慎重に取り込む。
ヒット! HRF® SX 69MHBの粘りを活かして慎重に上げていく。
水深40mから水面に上げられたキジハタが最後の抵抗を見せる。
その後もダックフィンシャッド4.2インチのヒラメバーニング、そしてグリーンゴールドで連続ヒット。だがこのあたりから潮がより速くなってきた。こういうときはスイミングへの反応が鈍くなる傾向があるため、ボトム付近をフォールで探ることにした。
風が強く波もあるなか、ライン角度を見ながらリフト幅を調整し、潮に乗せてドリフトさせることで効率よく探っていく。水深40mと深いポイントでは、空振りかな? と思ったあとの回収中に急なヒットもあるため、最後までロッドから手を離さないよう注意が必要だ。結局この朝の流しではキジハタのほか小型のアカハタも交ざり、このエリアの豊かさを実感することになった。
ダックフィンシャッド4.2インチを丸呑みしたデカい口。
チャンス到来、キジハタもサイズアップ
日が完全に上ったあたりでイワシの気配が出てくると、アタリはあるものの食い込みが不十分でフッキングに至らなくなってきた。そこで、フラットジャンキー ダックフィンシャッドのサイズを4.2インチから3.5インチにダウン、カラーもピンクゴールドやグリーンゴールドに変更する。これでパターンをつかめたのか途端に反応がよくなり、ほどなく45cmクラスのキジハタがヒットしてきた。
根のきつい岩礁帯では、ボトムをしっかり取ったあとルアーを少し浮かせて根掛かりを回避することが釣果を伸ばすコツだ。潮に流されてラインごと根に持っていかれないよう、常にラインテンションを意識しておくことも心がけたい。
アタリが遠のいたと思ったら、ワームのサイズやカラーを変えてみよう。この日はダックフィンシャッドのサイズを下げ、カラーも変えたところでヒットが戻ってきた。
細身の形状で高活性時からスレ気味までロックフィッシュを幅広くカバーするフラットジャンキー ダックフィンシャッド3.5インチ。
チャンスタイム到来!
そうこうするうちに同行者にも良型が続き、「チャンスタイム」と呼べる状況になった。ここのポテンシャルを考えれば50cmオーバーを複数尾狙いたいところだが、50cmとはいかなくとも48cm前後から引きの質が明らかに変わり、ファイトの楽しさが増すのは同じだ。港のすぐ近くでこれだけ大型が狙えるのは大きな魅力といえよう。
ダックフィンシャッドのカラーをヒラメピンクに変えると、巻き上げ中に反転する瞬間のスイミングで即ヒット。その後も良型が続き、狙っていた50㎝オーバーもキャッチ成功! ヒットレンジはほぼボトムだった。
ゴーマルオーバーのランカーキジハタが狙えるのだからたまらない。
柔よく剛を制すロッド、HRF® SX 69MHB
今回魚岡さんが使用したロッド・HRF® SX 69MHBは一見細身ながら、大型根魚を根から引き剥がすパワーを備えた一本だ。ライトな印象だがヘビーウエイトのリグも余裕で取り回せるうえ、50cmクラスのキジハタ相手でも安心してやり取りできる。この日の釣行ではPE1.2号+25ポンドリーダー2ヒロ半というセッティングで、根の荒いポイントでも安定した操作が可能だった。
キジハタもアカハタもさらにはクエもまとめてこの一本で仕留める。
クエチャレンジその1・まずは数釣りから
キジハタの釣果に満足したところで、もうひとつのメインターゲットであるクエ狙いに切り替える魚岡さん。まずはクエを意識し、ルアーをダックフィンシャッド3.5インチのグローホワイト、金ラメ生イワシに切り替えた。クエは掛かったら高速巻きで回収するのがコツだが、キジハタよりヒットの頻度が少ないため、集中力を途切れさせないよう注意したい。
キジハタ狙いと同様にボトム攻めを継続したところ、着底直後にヒットが続出。サイズはそれほど大きくないが数は多く、エリアのポテンシャルを再確認することになった。
クエの居場所と活性を確認したあたりで、巻きの攻めも入れていく。これで食ってくる個体にはデカいものも交じってきた。これは期待が高まる。
クエ狙いの秘密兵器、ダックフィンシャッド3.5インチのグローホワイト。
クエチャレンジその2
潮が緩み始め、クエチャンスが到来したと判断した魚岡さんは、ワームをミドルゲーム ドラミングシャッド3.0(日本海クリア)にチェンジし、リフト&フォールで誘いを開始した。
フォール中に生じたバイトののち、上がってきたのはクエ……ではなくアカハタがヒットしてきた。本命ではないが、引きの強さと魚体の迫力に興奮が走った。ドラミングシャッドの緩急をつけたフォールで、明確なアタリを引き出せたようだ。
本命のクエではないが、これだけのアカハタが釣れてうれしくないわけがない。
この日の後半はこのミドルゲーム ドラミングシャッドが大活躍した。
クエチャレンジその3
引き続きドラミングシャッド3.0インチのスモークシャッド、ダックフィンシャッド4.2インチのヒラメバーニングでの攻略に入る魚岡さん。良型キジハタを狙いつつ、あわよくばクエも狙いたいという「ワンチャンクエ」を意識した作戦だ。
カケアガリ付近でクエらしいバイトがあったのち、続いてクエと思われる魚が実際にヒット! しかし強烈な引き込みののち、無念のバラシ。「悔しい」との声を上げた魚岡さんだったが、まだまだチャンスはある。納竿まで粘ったが、その後は良型アカハタの追加のみで、クエは次回への期待を残す結果となった。
強烈な引きでもしやと思ったが、残念ながら(?)良型のアカハタだった。
キジハタも順当にサイズアップ。次はランカークラスのクエに出会いたいものだ。
今日のまとめ
朝は潮が速く飛んでいたが、キジハタのサイズ・数ともに安定して釣れ、潮が緩んでからもヒットが続いた。
角島エリアは港近くで大型ロックフィッシュが狙える稀有なポイントだが、ダックフィンシャッドやドラミングシャッドを軸にしたボトムゲームの強みを実感する釣行だった。クエまで狙える可能性を秘めた「良型ロックフィッシュの宝庫」角島エリア。ぜひ一度、みなさんにも体験してほしい釣りである。
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