いまが狙い目、三陸メバル!/ジグヘッドリグ&プラグ最新使いこなし術

2026年5月。宮城県をホームグランドにしている川村雅直氏が、地元・気仙沼でメバルを攻略。強風で釣り場の選択肢が狭まる悪条件のなか、どんなアプローチで本命を仕留めたのか。名人のお手並み拝見といこう。

ポイント選びのコツ

 メバル狙いでは「風を受ける面」を選ぶと川村氏。向かい風で流されてきたベイトが足元に溜まりやすいためだ。多少釣りにくいのは確かだが、ロングキャストしなくても釣れることが多いので覚えておこう。
 三陸は夏場でもメバルが釣れることで有名だが、湾内は水温が上がりすぎるため、水深があり潮通しの良い外海側を狙うのがおすすめだ。

メバル狙いの基本

 さて、メバルを狙うにあたり覚えておきたいことがある。メバルは基本的にストラクチャー周辺に着くか、潮通しの良い場所を回遊する。事前の下見が極めて重要で、海藻の位置やキャストの飛距離、足場の高さを事前に把握しておくことで、正確なキャストと効率的なポイント攻略が可能になるからだ。

 狙い方はシンプル。投げて沈めて巻いてくる「ただ巻き」が基本だ。活性が低い場合は、ボトムでリフト&フォールや、ちょんちょんアクションを加えたりして反応を探っている。

 メバルは昼夜を問わず釣れる魚だが、夕マズメが特に有望。暗くなって午前0時前後までは経験上比較的反応が良く、それ以降は潮の動きに釣果が左右されることが多い。

●ライト寄りセッティング

【ROD】APIA GRANDAGE LEGACY STAY GOLD S66L-HS
【REEL】DAIWA EXIST 2003H
【LINE】XBRAID リアルデシテックス0.3号
【LEADER】XBRAID アップジーリーダー 2号

STAY GOLD S66L-HSは、単体ジグヘッドやプラグまで幅広く対応できる万能ロッド。ハードソリッドティップながら適度な張りがあり、食い込みが良く、フッキング性能が高い。風の強い日や足場の高い場所でも扱いやすい。

●ヘビー寄りセッティング

【ROD】APIA GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT
【REEL】SHIMANO VANQUISH C3000SHG
【LINE】XBRAID リアルデシテックス0.4号
【LEADER】XBRAID アップジーリーダー 2号

RUTHLESS S86MHTは、ゴロタ場や深いポイントで重いジグヘッドを使う際に威力を発揮するロングロッド。風の影響を受けにくく、ラインスラックを最小限に抑えられる。

当日は2タイプのタックルで万全を期した。

なぜダブルハンドルを使うの?

 川村氏は「一定のレンジを正確に巻く必要があるメバル釣りでは、巻きが安定するダブルハンドルが好み」と語る。特にレンジコントロールが命のメバルでは、巻きのブレが少なくなる点が大きい。メインラインはPEライン(リアルデシテックス)を愛用。細くて強度が高く、飛距離が出るだけでなく、感度が非常に優れているのが愛用の理由だ。リアルデシテックスのような高性能PEは、軽いジグヘッドでもアタリが明確に伝わり、潮の流れの強弱や水の重さまで感じ取れる。

 リーダーはアップジーリーダー2号を約1m前後使用。強度と柔軟性のバランスが良く、ライトゲーム全般で長年愛用してい。

デイゲームのキモ

 日中は水深のあるポイントで3gジグヘッドを使用した。明るいうちは着底後に跳ね上げて、リアクションバイトを誘うのが有効だ。そしてワームはまっすぐに刺すことが鉄則。曲がってしまうとアクションが崩れ、魚が口を使わなくなるので注意したい。これを使い、堤防足元の海藻周辺では、軽くチョンチョンと誘うアクションが効果的だ。メバルだけでなくアイナメなども反応しやすい。

メバル狙いのアプローチ

 日中は隠れているメバルを、ボトム中心にリアクションで狙うようなアプローチをとるが、夕マズメになるとメバルは隠れ家から出てきて広範囲で捕食するため、幅広いレンジを探るのが有効だ。STAY GOLD S66L-HSのようなライトロッドで、ボトムから表層まで丁寧に探るのが鉄則。

 釣行当日のような強風時は、ラインスラックを出さないようロッドを低く保ち、丁寧にメンディングしながらルアーをフォールさせるのがコツだ。

 そして日没後、リトリーブしているワームに念願のバイト! まずはレギュラーサイズのメバルをキャッチして一安心の川村氏。

プラッギングゲームが楽しい

 ジグヘッドで1匹目をキャッチした後、プラグに切り替えてさらに攻める川村氏。使用したのはAPIA PUNCHLINE45+Juicy♯2とHYDRO UPPER 55S+Juicy♯2。Juicy♯2はチューン用のブレード。これでアピールを増す作戦を取った。

 PUNCHLINE45は飛距離が出やすく、巻きとフォールを織り交ぜると良い動きをする。風の強い状況でも遠くまで飛ばせ、操作感が明確なのが強みのルアーだ。

 対してHYDRO UPPER 55Sは、リップの形状で浮き上がりやすく、表層〜中層を効率的に探れる。このHYDRO UPPERで表層を巻いていたところ小さいアタリがあったため、次は中層まで沈めて巻き上げたところ、狙い通りにヒット! 夕マヅメの短時間でソフトルアー(ジグヘッドリグ)とハードルアー(プラグ)の両方で本命メバルをキャッチ成功だ。

プラッギングは釣った感があって1匹の価値が高いと川村氏。


メバルの魅力と三陸のポテンシャル

「メバルは大きさに見合わない強い引きで、ジグヘッド・プラグ・フロートと幅広い釣りが楽しめるのがいいですね。見た目も可愛いから大好きです」と川村氏。

 曰く、三陸エリアは年々メバルの数が増えてサイズも上昇傾向にあり、尺メバルも十分狙えるポテンシャルを秘めているとのことだ。

 明るいうちの事前の下見をしっかり行ない、状況に応じてジグヘッドとプラグを使い分けれる川村流メバリングを参考に、夏でも楽しめる三陸メバルを、みなさんもぜひ狙ってみてはいかがだろうか。

夏場もメバルが有望な三陸エリアに注目だ!

ハイドロアッパーにバイトしてきた。


PROFILE
川村雅直
かわむら・まさなお:APIA/XBRAIDフィールドテスター。三陸のロックフィッシュ狙いに精通する若きエキスパート。宮城県在住。