チヌクランク最前線/ソルトクランク・ミヤビスなら根掛かりなんてこわくない!

チニングの調子が上向いてきた6月中旬、東京湾に流れ込む旧江戸川河口で、根掛かり多発の難エリアをソルトクランク「ミヤビス」で攻略するデイゲームを展開。釣り人は池田篤哉氏と森上正浩氏。メジャーではないが実績の高いクランクベイトを使った新機軸のチヌ釣りを徹底解説!

旧江戸川河口の攻略ポイント

 広大なフィールドが広がる旧江戸川は、ゴロゴロとした根や点在する牡蠣瀬、敷石護岸、カケ上がりなどが複雑に入り組んでいるのが特徴だ。クロダイの餌となるカニやフナムシが豊富で、流れのヨレや沈んでいるストラクチャー周りが好ポイントとなる。特に下げ潮の干潮間近、流れが緩み始めたタイミングでアタリが集中しやすい。

「ゴーゴー流れている時よりも、緩み始めたぐらいの方がアタリが集中する」というのは旧江戸川に詳しい地元の森上氏。移動しているクロダイは潮目に付くことも多く、必ずしもストラクチャーに依存しないため、広範囲を探れるクランクベイトの機動力が活きてくる。

旧江戸川は広大なフィールド。釣り人のキャパシティも十分だ。


ミヤビスの強み

 今回使用したルアーはアクアウェーブのミヤビス45 DR(潜航深度3m+)と45 XD(同4m+)。海水対応のスローフローティング設計で、リップ付け根にウェイトを配置し急潜航を実現。リップが針の盾となる構造により、根掛かりが極めて少ないのが最大の特徴だ。

「根掛かりの多い旧江戸川では、リアフックのみのチューニングが効果的」という森上氏は、お腹の標準フックを外し、鉛ステッカー0.5g(コーモラン)を貼ることで前傾姿勢を保ち、優れたバランスを維持するようにチューニングしている。

アクアウェーブ ミヤビス45 DR(潜航深度3m+)と45 XD(同4m+)

「もちろんそのまま使ってもいいが、場所に合わせたチューニングは効果的」とのことだ。


実釣テクニック

 チヌクランクの基本はタダ巻き。リトリーブはゆっくりめがいい。あまり速すぎるとスタック(根掛かり)リスクが増すので要注意だ。ボトムにリップをコツコツ当てながら引く「ボトムコンタクト」を意識し、ガツガツしたボトムの感触を捉えながらリトリーブし、ストラクチャーに当たったら止めてラインを緩める。これで根掛かりしそうになったクランクが、自らの浮力で浮上し、根掛かりが回避できる。このとき無理に引っ張らないのがコツだ。

 アタリは多彩で、「コツッと来たり、いきなり持っていったり、根掛かりのようだったり」という森上氏。チヌクランクは「乗せていく釣り」であり、巻きアワセで後ろからついばんでくるチヌの口にリアフックを掛けるのが理想だ。ボディへのミスバイトも多いため、いかに乗せるかが釣果アップの鍵となる。

 メインラインはPE0.8号、リーダーはフロロ10ポンドのベイトタックルを使用している森上氏だが、軽くグリップするようにして、アタリを弾かないよう心がけているとのことだ。

 この日はショートバイトが多発したが、ミヤビスを牡蠣瀬やカケ上がりにキャスト・ドリフトさせながらボトムコンタクトしてヒットを稼いだふたり。森上氏、池田氏ともに良型クロダイをキャッチ成功。根掛かりをほぼゼロに抑えながら快適な釣りを展開した。

フルキャストして広範囲を探っていこう。

キャスト後はリールを巻いてミヤビスを潜航させ、ボトムにコツコツ当てながらタダ巻きするだけ!


ソルトクランクの可能性

 根掛かり回避性能に特化したミヤビスは、チニング用ルアーの新たな選択肢となる。根がきついエリアを積極的に攻めることができ、遠投で広範囲を探れるメリットは大きな武器となる。水深や潮位に応じてDRとXDを使い分けることで、干潮から満潮まで対応可能だ。

 根掛かりはいやだけれど積極的に攻めたいというアングラーにおすすめの「チヌクランク」。ぜひミヤビスを手に、ハイシーズンのチニングフィールドで試してみてほしい。チニングの可能性を広げるソルトクランク。根掛かり知らずの快適釣行体験をぜひ!

池田氏は初めての旧江戸川でクロダイをキャッチ成功!

ホームの森上氏はチューニングしたミヤビスで狙い通りのヒット!