過去に思うような結果が出せなかった釣りへ、再び挑む……。その強い思いこそが、アングラーを進化させ続ける原動力になる。ダイワフィールドテスターとして活動し、YOSHIKIの愛称で親しまれる田中よしきさんも、かつてロケで悔しい思いを味わい、その経験を胸に成長してきた。そして今回、あの日から一年。YOSHIKIは同じ釣り場へと再び足を運び、ついに念願のリベンジを果たしたのである。
その模様はコチラ👇
でかアジを求めて
前回の釣行から約1年。YOSHIKIが再び訪れたのは、愛媛県宇和海エリアだ。
まずは日中から釣り場の状況を目視で確認し、ポイントを探っていく。季節によっては日中から良型のアジが釣れることもあるが、このエリアにおける秋冬のシーズンは夜間が大本命。それを見越して、最適なタックルをセレクトする。
最初に手にしたロッドは「月下美人MX アジング 55L-S」。これにリール「フリームス LT1000S-P」をセットし、港内のめぼしいポイントをラン&ガンで素早く探っていった。
日中に数を釣って肩慣らし
「前回の釣行は数はたくさん釣らせていただきました。ただ、サイズが思うように伸びず、それだけが心残りだったんです。今回はその悔しさを払拭するために来ました!」と熱く語るYOSHIKI。
選んだポイントに入ると、サイズは小ぶりながらもアジが猛連発。リベンジに燃えるYOSHIKIにとって、これ以上ない幸先のいいスタートとなった。
夕マヅメは機能しない!?
前回、YOSHIKIは夕マヅメに良型が狙えると目論んでいた。アジングに限らず、このマヅメ時はまさにゴールデンタイムと言っても過言ではない。しかし実際は、デカアジからの反応は皆無に終わった。
「まさか夕マヅメが機能しないとは予想外でした。私の地元である関西エリアでは、このマヅメ時に数・サイズともに狙えることもあり、かなり期待していたんです。まさに出鼻をくじかれましたね」と、当時の釣行後にYOSHIKIは語っていた。
だからこそ今回は、その夕マヅメを潔く諦め、少し早めの夕食を摂って本命のナイトゲームに備えることにした。
良型アジが連発!
この時期は18時を過ぎれば一気にナイトモードへと突入する。しかし、常夜灯の効果がすぐに出始めるわけではない。そこを見計らい、YOSHIKIは19時前に釣り場へと向かった。
良型アジに的を絞り、手にしたロッドは「月下美人MX アジング 66L-S」。リールは「フリームス LT2000S-XH」をセレクト。まずは「月下美人ジグヘッド 3g」に「アジハンターワーム リング 2インチ」を組み合わせたジグ単(ジグヘッド単体)で様子を見ることにした。
エントリーしたのは、漁港と外海の間に一本長く伸びた堤防の外向きだ。
「前回、このポイントはまったくのノーマークでした。ただ、今回改めて地図アプリで見ていると、常夜灯の位置や潮の当たり方などが非常に良く見えたんです。ナイトゲームはここからスタートしてみます」と話すYOSHIKI。
その狙いはズバリ的中。テトラに沿ってリグをトレースしてくると良型アジが連発! そしてついに、念願の尺アジをキャッチすることに成功した。
さらなる大型を求めて……
尺絡みの良型アジを連発し、メディアの撮影としてはもう十分すぎるほどの釣果を叩き出したYOSHIKI。しかし、それでも彼は釣りをやめようとはしなかった。
「尺が釣れてミッションは達成できました!だけど……まだまだデカいアジが釣れるような気がしているんです。最後に、もう一箇所目星をつけたポイントがあるので、そこでさらなる良型アジを狙ってもいいですか?」と、どこまでも貪欲な姿勢を見せるYOSHIKI。
この飽くなき探究心こそが、さらなる怪物級のデカアジとの対面をたぐり寄せるのだ。
正面からの爆風に大苦戦!
さらなるモンスターを求め、最後に選んだ舞台は外海に面したL字型の防波堤。水面から約3メートルという高い足場に加え、手前でも水深10メートル以上を誇る超ディープエリアだ。
先ほど尺アジを連打したジグ単タックルでまずは様子を見る。しかし、夜の帳が降りるとともに風勢が牙をむいた。予報通りの風速8〜10メートルの爆風が、容赦なく正面から吹き付ける。
ターゲットが潜むのは、沖のボトム(底)。軽量ジグ単ではラインが風に煽られ、到底底を取ることはできない。そこでYOSHIKIは即座にタックルを組み替えた。
相棒に選んだのは、月下美人MX アジング 711ML-S。リールはフリームス LT2000S-XHにPEラインを巻いたパワーセッティングだ。普段は万が一の事態に備えて忍ばせている「お守り」的な存在が、ここで火を噴く。
圧倒的な飛距離と沈下速度を確保するため、フリリグシンカーRの7gをセットしたキャロをリグる。強風を文字通り切り裂き、遥か彼方のディープエリアへ向けてロングキャストを放った。
ついにその姿を現す!
ロングキャストを放ち、沖のディープボトムを探る。しかし、容赦なく吹き付ける向かい風がラインを押し流し、リグは意図に反して手前へと押し戻されてしまう。過酷な状況下、YOSHIKIは風に弄ばれるラインスラックを丁寧に管理しながら、時折繊細なロッドワークでアクションを付け、アジを誘い続けた。
――そのときは突然訪れる。ボトムを根気強くトレースしていたロッドティップが、かすかな生命感を捉えた。
刹那、電撃のアワセが炸裂。主導権をいっさい渡さない力強いファイトの末に、ついにランディングへと持ち込んだのは、37センチをマークするデカアジだった。
「1年越しのリベンジ達成……そう言っていいですよね!」
前回の悔しさを完全に払拭する会心の一撃。釣行はこれ以上ない最高のエンディングで、大成功のうちに幕を閉じた。
PROFILE
田中良樹 (Yoshiki Tanaka)
「YOSHIKI」の愛称で親しまれ、アジング、チニングを中心に、関西エリアで年間100日以上釣行する期待の若手アングラー。
使用タックル
デイアジング
ROD: 月下美人MXアジング55L-S(DAIWA)
REEL:フリームスLT1000S-P(DAIWA)
LINE:UVF月下美人デュラセンサー+Si2 0.15号(DAIWA)
LEADER:月下美人フロロリーダー 1号(DAIWA)
JIGHEAD:月下美人ジグヘッド 1g(DAIWA)
WORM:月下美人 シラスビーム 2インチ(DAIWA)
ナイトアジング
ROD:月下美人MXアジング66L-S(DAIWA)
REEL:フリームスLT2000S-XH(DAIWA)
LINE:月下美人TYPE-E(エステル)白 0.4号(DAIWA)
LEADER:月下美人フロロリーダー 1.5号(DAIWA)
JIGHEAD:月下美人ジグヘッド 3g(DAIWA)
WORM:アジハンターワーム リング 2インチ(DAIWA)
デカアジ
ROD:月下美人MXアジング711ML-S((DAIWA)
REEL:フリームスLT2000S-XH(DAIWA)
LINE:UVF PEデュラセンサーx8+Si2 LG 0.4号(DAIWA)
LEADER:月下美人フロロリーダー 2.5号+1.5号(DAIWA)
SINKER:フリリグシンカーR 7g(DAIWA)
JIGHEAD:月下美人ジグヘッド 0.8g(DAIWA)
WORM:アジハンターワーム リング 2インチ(DAIWA)
フリームスLT(DAIWA)
月下美人ジグヘッド 0.8g(DAIWA)
月下美人 シラスビーム(左)、アジハンターワーム リング(右)。ともに(DAIWA)
月下美人フロロリーダー(DAIWA)
フィッシュホルダーHD295(DAIWA)
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